1円切手のモデル 前島密

1円切手は、現在発行されている普通切手の中で、一番額面が低いものになります。 この1円切手に描かれている人物は、「郵便制度の父」、前島密です。前島密は、郵便関連のほかにも、江戸遷都、国字の改良、海運、新聞、電信・電話、鉄道、教育、保険などのさまざまな功績を残しています。

一部の業績ですが、「漢字御廃止之議」という建議書を将軍徳川慶喜に漢字廃止之議を提出し、国民の間に学問を広めるべく、難しい漢字を廃止し、ひらがなを国字とすべきであると主張し、全てひらがなで書かれた新聞を発行したりもしています。(国字の改良、新聞)

前島密=郵便の創業者というイメージが強いですが、その他にも様々な功績を残しているのですね。

また、、「郵便制度の父」とも呼ばれる偉大な方なのになぜ、1円なのだろう?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

1円切手が発行された当時、はがきは50銭、封書は1円20銭で、1円という額面は、両方の金額の中間という中途半端でしたが、速達や書留の場合の取扱料金でした。また1951年11月1日には、
第3種郵便物100gの料金が、80銭から1円に上がったこともあり、このころは使い勝手のよかった切手となっていたようです。

その名残で、今でも1円切手として発行されているようです。

 

 

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