Nipponia nipponという学名がつけられているトキは
全長約７５㎝の大型の水鳥で、赤い顔と湾曲したくちばし、
後頭部の冠羽、「朱鷺色」と呼ばれる翼などの
鮮やかな色をした見た目が特徴です。

東アジアに広く分布し、日本列島の各地に生息していましたが、
明治以降に急激に数が減り、国内では１９８１年に野生絶滅しました。

中国から贈られた２羽を始祖として、国内での人工繁殖が進み、
佐渡島で野生復帰に向けた放鳥が行われ、
佐渡島内には１００羽を超えるトキが生息しています。