切手のギザギザ

切手の周りのギザギザは、1枚をシートから切り取るときに、切りやすくするためについています。

切手が始めて発行されたときには、切り取り線はついておらず、ハサミで切るタイプのものでした。しかし、ハサミで切ると、大きさが異なったり、間違えて切手しまったりなど使い勝手が悪かったので、目打ちをつけることになりました。

シールタイプの切手は切り取る必要がないので、ついていません。

切手趣味週間 「見返り美人」

お買い取りさせて頂いたシート切手は、1948年に発行された「見返り美人」の切手です。この切手のトリビアとして、他の日本切手1枚の大きさで比べたとき、もっともサイズが大きい切手がこの「見返り美人」と「月に雁」なんです。どちらも見惚れてしまう美術品でありで印象深いですね。シートに折れシワがありましたが、高額買取をさせていただきました。

mi

お買取価格 ¥6,000

東京オリンピック 1000円銀貨

お買い取りさせて頂いた記念コインは、昭和39年に東京五輪を記念して発行されました「東京五輪1000円銀貨」です。見慣れないコインですが現行通貨であることから、銀行で1000円に両替も出来ますし、お買いものでの支払いとしても使用できます。しかし使ってしまうのはもったいない、コインのプレミアム価値を付け1枚1200円にてお買い取りさせて頂きました。

無題

お買取価格 ¥2,400

無額面切手

日本で発売されたことはありませんが、額面が書かれていない切手が海外で発行されています。郵便料金改定の決定が間に合わないことを予想し印刷されましたが、現在では基本料金などの郵便料金に使用できることを永久保証して発行される場合が多いです。

インフレーションの激しい国では、郵便料金の改訂が多いため、料金が変わっても普通切手を新規に発行すると経費がかかり、また在庫の切手が売りさばけなくなって、切手が無駄になるなどの欠点をなくすなどの、コスト削減のため、使用されています。

 

1円切手のモデル 前島密

1円切手は、現在発行されている普通切手の中で、一番額面が低いものになります。 この1円切手に描かれている人物は、「郵便制度の父」、前島密です。前島密は、郵便関連のほかにも、江戸遷都、国字の改良、海運、新聞、電信・電話、鉄道、教育、保険などのさまざまな功績を残しています。

一部の業績ですが、「漢字御廃止之議」という建議書を将軍徳川慶喜に漢字廃止之議を提出し、国民の間に学問を広めるべく、難しい漢字を廃止し、ひらがなを国字とすべきであると主張し、全てひらがなで書かれた新聞を発行したりもしています。(国字の改良、新聞)

前島密=郵便の創業者というイメージが強いですが、その他にも様々な功績を残しているのですね。

また、、「郵便制度の父」とも呼ばれる偉大な方なのになぜ、1円なのだろう?と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

1円切手が発行された当時、はがきは50銭、封書は1円20銭で、1円という額面は、両方の金額の中間という中途半端でしたが、速達や書留の場合の取扱料金でした。また1951年11月1日には、
第3種郵便物100gの料金が、80銭から1円に上がったこともあり、このころは使い勝手のよかった切手となっていたようです。

その名残で、今でも1円切手として発行されているようです。

 

 

飛行試行3銭

お買取させて頂いた切手は、1919年に発行された「飛行試行3銭」の切手です。下地が赤い3銭の切手に青色の飛行機図柄を加刷しています。(後からスタンプするイメージです)。43万枚とごくわずかであることからレア切手と言われるぐらいです。偽物も多い事で有名ですが、加刷部もはっきりしており裏面の糊とシミにマイナスポイントがありましたが高額買取をさせていただきました。

ss

シール切手の誕生

裏面を濡らさなくても、剥がすだけで貼れるシール式の切手があります。可愛らしいキャラクターものもあって、人気の切手です。この方式はアメリカのシール会社が作ったもので、アフリカ西海岸に位置する、シエラレオネという所が、一番最初に発行しました。日本では1989年にシール式切手が発売されました。

お手紙を出す際に普通の切手ではなく、一味違った可愛いらしいシール切手を使用することで、お手紙を受け取ることが一層楽しくなりそうですね。

HERMES キリムリング

お買取させて頂いたエルメスのK18リングになります。

「H」のロゴマークが折り重なる美しいデザインです。トルコ語で織物を表す、キリムから言葉を取ってキリムリングと呼ばれています。

シンプルなリングから、さりげないエルメスアピールが人気のポイントです。結婚指輪に、この「キリムリング」を選ぶ人も多いです。貴金属K18の地金のお値段以上に、「ブランドエルメス」査定価格を付けさせて頂きました。

無題

 

切手・はがき・郵便 言葉の由来

1840年にイギリスで始めて、切手が生まれました。当時の郵便制度では、料金の支払い方法が不便だったので、もっと簡単な方法はないものかと、検討している中で誕生しました。
イギリスでは、切手は当初、ラベルと名付けられていましたが、この名前はあまり普及しませんでした。切手が誕生する前、郵便物に押されていた郵便を引受けたことを示す印章のことを「スタンプ」と呼んでおり、馴染み深い言葉のため、現在切手のことは、スタンプと呼ばれています。

日本では、お金を払って得た権利を証明する紙片のこと、「切符手形」を、略して「切手」と呼んでいました。日本の近代郵便制度の創始者である前島密が、当時の人々にとても身近な言葉だった「切手」という言葉にしました。「郵便印紙」と呼ばせる案も検討したそうですが、ラベルと同様、馴染み難い為却下されたそうです。

はがきは、紙の隅の覚え書きを示す端書(はしがき)が語源です。この言葉をもとに、前島密が「葉書」の文字を採用したそうです。

大きな葉に文字が書けるので、タラヨウノキを郵便を象徴する木と、郵政は指定しています。はがきの語源であるからではなく、はがきは「葉書」と表記されることから、この木が選ばれました。

また、当時葉書にはこのような言葉が印刷されていました。

「他見ヲ憚カラス又上包ヲ要セサル短文通ヲ低税ニテ往復ノ便宜ヲ開クヘキ為メ之ヲ各地郵便役所及ヒ取扱所ニテ可売下事」

「他人に見られる可能性はあるけれども、安く販売し便宜を図る…」という内容です。この形態が進化をし、現在の郵便はがきとなっています。
郵便という言葉の由来ですが、前島密は、「mail」をどのように訳すべきか考えました。「飛脚」にしようかと悩みましたが、結局、誰もが読めない文字を、敢えて使おうということで、庶民にとって非常に馴染みの薄い「郵便」という単語を造りました。ポストが設置されるようになったころ庶民は、「郵便箱」という文字が読めず「タレベンバコ」と無理やり読んだそうです。タレベン(便を垂れる=トイレ)と読んだ人たちが多かったので、「郵便箱」に向かって小便をたれる人もいたそうです。